日常生活や仕事のことなどを気の向くままに書いています。(毎週更新)

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2005/12/25

  それにしても記録的な大雪となりました。雪かきやら何やらで大変です。雪景色は見ているだけならきれいなんですけどね。
屋上のイルミネーションも幻想的で、クリスマスムードにぴったりです。

本年の「今週の一枚」はこれでおしまいです。
ご愛読いただきましてありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎え下さい。
   
 
 
 
   
 
 
 
   
  2005/12/18
 

先週から思わぬ大雪となり、寒さも一段と厳しくなってきました。
こんな時は熱いお風呂に入って、体の芯から温まるに限ります。
最近はまっているのがハーブ風呂。
つくり方はいたって簡単。事務所の屋上庭園に植えているローズマリーを刈込んでお風呂に入れるだけ。ローズマリーのハーブ風呂は香りがいいだけでなく、血行も良くなり新陳代謝を高める効果があるそうです。
ローズマリーは対候性が強く、あまり手間ひまをかけなくてもよく育つので、ベランダガーデニングなどにおすすめです。

   
 
 

2005/12/11

  今年も事務所屋上のイルミネーションを始めました。
年末までの期間限定です。

最近は近所でもきれいなイルミネーショで飾る家々が増え、犬の散歩のひそかな楽しみになっています。
派手なイルミネーションよりも、控えめに洗練された光の演出ができないものかといつも思うのですが、なかなか難しいですね。
   
 
  2005/12/04
 

最近読んだ書籍から。
「アースダイバー」 中沢新一著 講談社


私たちの住むまちは、様々な歴史のレイヤーが幾重にも重なり合いながら成り立っています。
この本は東京というまちが、縄文時代から連綿と続く土地の記憶の上に成り立っていることを、古地図をもとに丹念に読み解いていくものです。
建築を設計するという行為は、その土地がもっている記憶(地形や気候風土、文化、歴史)に思いをはせ、そこに様々な与条件を加えて、目に見えるカタチへと翻訳する作業だといえます。
その過程が設計の醍醐味であり、この本はそんなスリリングさを違った意味で体感できる好著です。

 
  2005/11/27
  マンションの構造計算書偽造事件は、事態の深刻さが日を追うごとに明らかとなってきています。まずは事実を解明し責任の所在をはっきりとさせることが求められますが、それで事態が沈静化するのでしょうか。同じ業界に身を置くものとしては漠然とした不安だけが社会全体に広まっていくことが一番心配です。
こうした問題を目の当たりにすると、これから住宅を手に入れようと考えている人にとっては、一体何を信じたらいいのか疑心暗鬼になってしまいます。そこで欠陥住宅を防ぐための具体的な対応策を挙げてみました。

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  2005/11/20
 

木造住宅の耐震診断の現地調査をしてきました。
築40年になるその住宅は、「大工さんに頼んで丈夫に作ってもらった」と住まい手の方が言うように、しっかりとした木造架構で状態も良く、当時の大工職人のプライドのようなものを感じました。
それに比べて先日発覚した、建築士によるマンションの構造計算書偽造事件には言葉がありません。建築物を設計する建築士には、多くの人の命や財産を守る社会的使命があります。それを裏切る今回の行為は、どのような背景があったにせよ、決して許されるものではありません。
同じ建築士として、事実を真摯に受け止め、誠実に誇りを持って職務を全うしていかなければならないとあらてめて思います。

   
 
  2005/11/13
 

自宅の物置を掃除していたら、20年程前に購入した自転車がホコリまみれになって出てきました。確か「BE-PAL」という雑誌(当時愛読していたアウトドア雑誌)の広告を見て一目ぼれし、親にねだって買ってもらったものです。
ブリヂストンの「ワイルダムパスハンター」という自転車で、今で言うクロスバイクの元祖だと思います。MTB(マウンテンバイク)がまだ普及していなかった当時としては画期的な自転車だったと記憶しています。
細身のフレームと過剰な装備のないシンプルなデザインは今見ても十分にかっこよくて、しびれます。
早速、長良川の堤防を走ってきました。天気も良くて気持ち良かったです。

   
 
  2005/11/06
  何ということでしょう。
アインシュタイン博士が「鷲見工務店」の宣伝をしてくれているではありませんか。


これ実は合成です。
こちらのサイトで簡単に作れます。
とあるブログで紹介されていたのを見て、自分でも思わずつくってしまいました。いろいろ遊べて楽しめます。
 
   
 
  2005/10/30
 

児童心理相談所(仮称)の基本設計の提案をさせて頂きました。
これは子供たちへのカウンセリングを行うための施設で、

・子供たちをおおらかに包み込むような佇まい(森のイメージ)
・リラックスした雰囲気の中でカウンセリングが受けられる
  居心地の良さ(住宅的スケール)
・個室の独立性を守りながら、光や風、風景を取り込む仕掛け

といったことを考慮しながらまとめています。
実現できるかどうかまだ分かりませんが、子供たちが少しでも元気になるような施設になればいいなと思います。

   
 
  2005/10/23
  先日新聞を見ていたら見覚えのあるなつかしい名前を発見しました。
そこには若手の現代美術家として友人のお兄さんが紹介されていたのです。高校生の頃に数回会った程度なのですが、当時のことがなつかしく思い出されました。

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  2005/10/16
 

「このプランは家相的にはどうなのでしょうか。」
間取りの打合せをしているとしばしばそんな質問を受けます。
家相には諸説あり、古くから伝わる生活の知恵から単なる迷信に過ぎないものまで、いろいろと混在しています。個人的にはそれほど気にする必要はないと思いますが、少しでも気になるという方には最低限、「三所に三備を設けず」(鬼門と裏鬼門及び中央に玄関とトイレと台所を設置しない)という原則を守るように勧めています。
家相に限らず星座や血液型の占いもそうですが、大切なのは心の持ちようで、それが結果として快適な生活につながるのであれば、科学的な根拠があるかどうかは関係ないのかもしれません。
家相にこだわるあまり使い勝手の悪い間取りとなってしまっては本末転倒ですが、そうでもない限りは無下に否定するものでもないように思います。

   
 
  2005/10/09
 

事務所の駐車場の庭に咲くコスモスが見ごろをむかえました。
数年前までは駐車場の片隅でわずかに咲く程度だったものが、年を追うごとにその数を増やし続け、今ではかなりのひろがりをみせるまでになりました。毎年この季節になると可憐できれいな花を咲かせるので、近所の人達が犬の散歩の途中に立ち寄ったりしています。
庭といってもほとんど手入れもしないでほったらかしになっているので、いつか駐車場の一角をテラス付きのオープンガーデンにできたらいいなと思っています。

   
 
  2005/10/02
 

東京出張では外資系不動産ファンドが運営する高級賃貸マンションの内覧会に参加してきました。
近年、都心の立地条件の良い場所では雨後のたけのこのようにマンションの建設ラッシュが続いています。今回見学したのはそんな再開発が活発な湾岸エリアに建つ高級賃貸マンションです。
部屋に入ってまず驚いたのはその眺望。眼前に東京湾が広がるその景色はまさに絶景です。内装はシックで落ち着きがあり、共用スペースのしつらえはまるで高級ホテルそのもの。セキュリティもしっかりとしており、何もかもが申し分ありません。気になる家賃は50万円/月。この家賃で果たして借り手はいるのかと要らぬ心配をしてしまうのですが、こうした高級物件はこれまで買う人はいても借りる人が少ないため、供給量が絶対的に少なく、高い部屋ほど需要は旺盛なのだそうです。
不動産を純粋に資産としてみれば、価格の変動リスクのない賃貸を選んだ方が経済合理的な判断だといえなくもなく、今後ますますこうした高級賃貸マンションの供給量は増えるのかもしれません。
それにしても、ため息ばかりがでる一日でした。

   
 
  2005/09/25
 

東京出張の合間に汐留まで「建築家 清家清展」を見てきました。
清家清氏(1918-2005)とは自邸を始めとした数々の住宅作品や著作を通して、戦後日本の住宅建築をリードした建築家です。
会場では原寸大の住宅模型や図面、日常の愛用品などが展示され、建築家が提唱した「広く住まい、時に応じてしつらえる」という住宅思想が多面的に紹介されていました。そんな中で印象に残ったのは、「私はHOUSE(ハード)ではなくHOME(ソフト)をつくりたい」と語る建築家の言葉でした。住まいを設計するということは箱物としての住宅ではなくて、そこに暮らす人の生活にこそ焦点が当てられるべきだという考え方には大いに共感を覚えました。
ワンルームの大らかな空間を、ライフスタイルの変化に応じて、建具や家具で自由に間仕切るという清家氏の住宅観は、現代の住まいのあり方として広く受け入れられているように思います。

   
 
  2005/09/18
  先日雑誌を何気なく見ていたら衝撃的な写真に出会いました。
それは日本全国の市町村に昔から伝わる伝統食を紹介したページの中でのこと。そこには岐阜県美濃市の伝統食として「へぼめし」が紹介されていました。「へぼ」とはスズメバチの幼虫を呼ぶこの地方の方言。つまり「へぼめし」とはスズメバチの混ぜごはんのこと。
うわさでは聞いたことがあるものの実物を見るのはそれが初めてでした。たんぱく質が豊富で栄養価が高いということですが、見開きページにでかでかと掲載されている「へぼめし」の写真は、ごはんの上にスズメバチの死骸がのっているようにしか見えません。
ううっ・・・。
実際に食べたことのある人の話では、ハチは原形をとどめていることは少ないのでそれ程抵抗感はないとのこと。
それでもねえ・・・。
興味のある方は、SOTOKOTO(ソトコト)10月号の28ページをご覧下さい。
 
  2005/09/11
 

家づくりで最も関心の高いキッチンについて。
一口にキッチンといっても既製のシステムキッチンから特注のオーダーキッチンまでその選択肢は多種多様です。 最近は既製のシステムキッチンでは満足しない人が増えているように思います。オーダーキッチンにするほど予算的に余裕がない場合には、必要最低限のものだけを用意して、後は生活をしながら自分流にアレンジしていくことを勧めています。いくつかのメーカー(TOTO松下)ではそうした住まい手の多様な要望にも応えるように、余計なものを削ぎ落としてコストを抑えたシステムキッチンが発売されています。キッチンは家の中で最も長く居る場所です。少しでも使い勝手や居心地をよくするために、自分好みに手を加える。そんな作業を楽しんでみるのもいいかもしれません。その積み重ねが自分らしい住まいへとつながっていくのだと思います。

 
  2005/09/04
  雑誌「BRUTUS」の最新号は写真家・杉本博司氏の特集です。
空と海と水平線だけで構成される「Seascapes」シリーズや焦点のぼやけた建築写真「Architecture」シリーズなど、見るものの思考を揺さぶる静謐で寡黙な作品で知られています。
杉本氏の作品をはじめて見たのはオーストリアのブレゲンツ美術館(ピーター・ズントー設計)での個展でした。「Seascapes」や「Architecture」シリーズの大判モノクロ写真とズントー設計の究極のミニマル空間とが見事にシンクロし、その深遠な世界(場)にすっかり魅了されました。
今月から六本木の森美術館で大規模な回顧展が始まります。今度はどんな杉本ワールドに出会えるのか今から楽しみです。
写真は「Architecture」シリーズのブレゲンツ美術館。(お気に入りのポストカードです。)
   
 
  2005/08/28
  先日、自宅に使われている鉄骨の耐火被覆材について、アスベストが含まれていないか調べて欲しいと依頼を受けました。
現場を訪れてみると、ピロティとなった1階の駐車スペースの鉄骨に、耐火被覆材が外部に露出した状態で吹付けられています。その場では何とも判断がつかなかったので一部を持ち帰り、公的な検査機関に詳しい成分分析をお願いすることにしました。一連の騒動の影響で、結果が出るまで随分と時間がかかりましたが(今では1ヶ月待ちの状態だそうです)、検査結果はシロ。アスベストは含まれておらず一同ホッと胸をなでおろしました。

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  2005/08/21
  ちっちゃな家(仮称)の初回打合せに提出した模型です。
光や風、風景を取り込んだシンプルでこじんまりとした住宅になります。
お施主さんには間取りやデザインの方向性などとても気に入ってもらえたのですが、 建築条件が変更となり、再度ゼロから設計し直すことになりました。
普段我々は完成した建物しか目にすることはありませんが、そこに至るまでには、数多くのスタディが繰り返されます。通常、そうした 途中経過というのは殆ど陽の目を見ることはありません。今回も本来であればボツとなるところですが、せっかくなので紹介させていただきました。これからもこうした途中経過をプロジェクトページで紹介していければと思います。
   
 
  2005/08/14
  Appleによる音楽配信サービス(iTunes Music Store)が日本でもようやくスタートしました。早速利用してみたのですが、見ているだけでも結構楽しく(iMix とか)、すっかりはまってしまいました。いつでも気軽に好きな音楽を手に入れることができるというのはたまりません。
なかでもPodcasts(ポッドキャスティング)というインターネットラジオがオススメです。ニュースや英会話など気に入った番組を登録しておけば、自動的に更新してくれるので、毎日の通勤通学などで聞くには最適です。
100万曲という登録曲数の割には、欲しいと思う曲に限ってなかったりするのが残念ですが、その辺りは今後の充実に期待です。
ちなみにこれまでに購入したのは、BECKの旧譜とJack Johnson、BjorkのiTMSオリジナルアルバムです。(オリジナルという言葉に弱いんだなあ・・・)
 
  2005/08/07
 

岐阜の夏の風物詩ともいえる長良川の花火大会が、 先週末に引き続き行われました。
事務所では毎年、屋上にお施主さんや近所の人達を招いてのバーベキュー&花火鑑賞会を行います。今年も大勢の人達が集まってのにぎやかな会となりました。

年々スケールが大きくなり、技巧をこらした花火が増えていく中で、観るものを飽きさせない数々の仕掛けをつくり出す花火師の一瞬にかける情熱(職人魂)はさすがです。

   
  2005/07/31
 

名古屋まで友人の設計した住宅のオープンハウス(見学会)に行ってきました。「みんなの家」と名づけられたその住宅は、吹抜けの大空間(LDK)を中心として、それを取り囲むように各個室が配置され、相互に緩やかなつながりをもたせた3世代住居です。
あらわしとなった木造の力強い架構が全体を覆い、 家族の生活を包み込むような大らか空間はとても気持ち良いものでした。
竣工するまでのいろいろな苦労話も聞かせてもらいましたが、
頑張っている友人の姿はとてもいい刺激になりました。
自分も負けずに頑張らないと。

   
 
  2005/07/24
 

一年ほど前に株分けしてもらったサンセベリア(トラノオ)が大きくなったので、一回り大きな鉢に植え替えました。

新芽が出てきていたので、それだけ元の鉢に残したのですが、
一株だけ取り残されたサンセベリアはちょっと寂しそうです。
早く大きくなれよ!!

   
 
  2005/07/17
  WORKSのプロジェクトページに二つの計画案を掲載しました。
一つは老朽化した長屋門の再生計画で、
既存の長屋門のイメージを継承しながらも、現代的なアレンジを加えて再生するものです。
もう一つは鉄骨造によるシンプルな箱型住居になります。
二つの計画案を並べてみると、スタイルの違いが際立ちます。

「得意のジャンルは何ですか。 」と質問されることがあるのですが、自分では様式・工法・規模などの違いを意識することは殆どありません。
伝統建築から現代建築までアウトプットは多様であっても、基本的にはシンプルで美しく、品のあるデザインでありたいと思っています。
 
  2005/07/10
  住宅模型作成中。
建築の設計をする際には、数多くの模型を作成します。
建物の形状や空間のヴォリュームを検討するためのスタディ用の模型から、計画を第三者に伝えるためのプレゼンテーション用の模型まで様々です。
模型の作成は実際に手を動かしながらこつこつと作るアナログな作業になります。スケッチを描いては模型をつくりの繰り返しで、決して効率的とは言えませんが、設計をする上でとても大切な時間です。
建物を表現する手段は図面やCGなど数多くありますが、建築のような 3次元の空間を理解するのに模型に勝るものはないような気がします。
   
 
  2005/07/03
  「そろそろ新居を建てようと思うんだけど。」
幼なじみの友人から相談を受けました。
テーマは変形狭小地に建つローコスト住宅。
条件は厳しいですが、友人の人柄が出るような、自然と人が集まる明るく楽しい住まいになればと思います。
竣工は来年以降の予定。

今年はカラ梅雨かと思いきや、突然の豪雨。
梅雨時の工事現場は工程管理が何かと大変です。
天気とにらめっこの日が当分続きそうです。
 
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鷲見工務店
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